6年生担任が2学期末の個人懇談で必ず話すこと5選

教育

12月に入ると、3学期制の学校ではいよいよ2学期の終わりが見えてきます。

学期の終わりとなると、準備が必要になるのは学期末の個人懇談。

特に6年生の2学期の学期末懇談は卒業前の最後の懇談になる場合が多いので、必ずしておかなければならないことがいくつかあります。

今回は通常の個人懇談でも行うことは取り扱わず、6年生2学期特有のものを一覧にしてまとめていきます。

懇談で通常することはこちら

学期末にしておくこと

終業式ですること

3学期の初日にすること

卒業証書にいれる名前の確認

3学期最大の行事はやはり卒業式です。

その際に授与される「卒業証書」

正式に6年間の学業を収めた証として授与されるものであり、子どもたちの名前にミスは許されません。

名入れについては、多くの学校では業者に委託するか、地域のシルバー人材さんにお願いするかといったところかと思います。

委託の際には、名前の見本が必要です。

私の場合は、早めに保護者に手書きで児童の名前を記入した書類を提出してもらいます。

それを複数の目で確認し、見本としてわかりづらい部分(とめ、はね、はらい、点の数、画の長さ等)をチェックしておいた上で、懇談で保護者に再確認しています。

やはり楷書で丁寧にとお願いしていても、つなげ字や癖字で帰ってくる場合も多いですので、懇談で直接の確認は必須かと思います。

「その子どもたちを知らない人が、その見本だけをみて書く」ということを念頭において、見本を完成させると良いでしょう。

卒業アルバムに乗る名前の確認

こちらは卒業証書の手書きとは違い、データでの出力となります。

アルバム屋さんに送付する名簿データを、懇談の際に保護者に見てもらい、

「これがそのままのります。間違い無いですか。」

と確認しておくと安心です。

特に外字については反映されていないパソコンもありますので注意が必要です。

卒業文集関係

卒業アルバム用に卒業文集に取り組む学校も多いかと思います。

テーマを決め、下書き、本番とざっくり工程を踏むかと思いますが、

下書きが終わった時点でぜひ「保護者チェック」を入れてください。

手書きならコピーを取ってサイン(ハンコは×)をもらう。

ワード等PC上で下書きを打っているなら、一旦出力してサインをもらう。

保護者にも協力の意識を持ってもらうこと、後々の「なんでこんな内容を(こんな出来で)載せたんだ!」と言われるトラブルを避けることを期待して行うことをお勧めします。

懇談ではその協力をお願いしておくとスムーズです。

また、冬休みの宿題として何かしら文集を進める課題を出すのであればその説明をしておきましょう。

文集は一生残るものなので、良いものができるよう保護者も込みで、みんなで作り上げていきたいところです。

卒業式の服装の質問への対応準備

こちらも卒業式関連。

やはりこの時期の6年生保護者の関心の大きなところは卒業がらみでしょう。

最近では卒業式の服装に関して学校ごとに様々なルールがあるかと思います。

特に袴についての話題はよく耳にするところです。

階段の上り下りの安全面やトイレ問題といったところですよね。

管理職も含めて学校としての対応、ルールを準備しておき、質問に備えておきましょう。

わからないことは適当に答えず、一旦預かるのも大切です。

受験関係

懇談では中学受験の話題になるかと思います。

中学受験をする子は、試験の前の週や、場合によっては感染予防のために3学期は受験が終わるまでお休みをするということもあり得ます。

その際、学習や行事はどうするのか、連絡の方法・頻度などどう対応するかを確認しておくと良いでしょう。

こちらも学校としての(最低でも学年として)の対応を合わせておきましょう。

3学期の予定を見越して

以上、思いついたものを書き出してみました。

他にも学校によっては、保護者に直接説明しておきたい内容もあるでしょう。

3学期の予定をざっと見通して、伝えるべきことを考えておきましょう。

少ない時間ですが、充実した懇談ができますよう。

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