小学校の先生になる準備をしよう!必要になる物41選

教育

この記事は「来年度から新採として小学校に赴任するけど、必要なものがわからない!」という方へ向けて「小学校教員が新任で必要になったもの」をまとめています。

現在新任として頑張っている先生にも協力してもらい、私自身の新任時代の経験や現在使っているものもあわせて一覧にしております。

なお、学校に備品として置いてある可能性のあるものには*マークをつけています。

勤務初日から必要なもの

  • スーツ

初日はスーツが必須です。

基本的に小学校では「式」と名のつく行事はスーツがベターです。「始業式」「離任式」などですね。

「入学式」「卒業式」では男性は黒のスーツに白やシルバーのネクタイが無難です。女性はスーツでも問題ありませんが、白系のフォーマルな服装の先生も多くみられます。

また、出張の際もスーツを着ることが多いです。

ついうっかり、出張の存在を忘れていた場合でも対応できるよう、学校置き用に一式あると便利です。

  • 通常勤務用の服

勤務初日には、挨拶まではスーツで、それ以降は着替えて行うことが多いです。

通常勤務の際には、動きやすく、かつカジュアルすぎない服装が便利です。

ジャージで通勤すると指導される学校もありますし、フォーマルすぎると疲れます。

また、元々持っている私服でも構わないのですが、個人的にはプライベート用と仕事用は分けることをお勧めします。

休日に仕事気分はしんどいですからね・・。

毎日考えなくて済むように、仕事着のローテーションを作っておくと気楽です。

  • 上履き、外履き

学校内ではく上履きも必要です。

外履きに関しても、小学校では体育の授業をしたり外で子どもたちと遊んだりしますので、通勤用とは別の汚れても構わないものが望ましいです。

上履きは、スリッパのようなタイプのものは避けた方が無難です。

緊急時に素早く動けないということで指導が入る場合があります。

  • はんこ

基本的には毎日の出勤時に出勤簿への押印が求められます。

押印は法的にも必須のようです。

こちらも100均で構いませんので、学校置きのものがあると便利です。

初任研の出席確認にも使用します。

また、通常の印鑑がワンタッチ式になるケースもとても便利です。

毎回朱肉につける手間がなくなります。

  • 通勤カバン

こちらもプライベートとは分けることをお勧めします。

気分の問題もありますし、毎回詰め替えるのも面倒ですからね。

初日はスーツ用の鞄が無難でしょう。

  • 最低限の筆記具

初日は最低限、ペンとメモ、消しゴムなんかは持って行くようにしましょう。

もちろん最初からきちんとノートやiPadなどを用意してもいいのですが、初めのうちはまだ自分の仕事のスタイルまでは考えきれないと思います。

また、初日からたくさんの書類が配布されるかと思います。

とりあえずひとまとめにしておくファイルもあると便利です。

学期前(子どもが来る前)に必要なもの

  • 仕事に関連する内容をひとまとめに集約できるもの

いざ職務が始まり、子どもが登校し始めると、いろいろな情報が散乱してしまいがちです。

大きなノートや教務必携(先生用のスケージュール帳兼ノートのようなもの)、iPadなど、何か一つのものに情報をひとまとめにしておくことをお勧めします。

週案、月中行事、担任外の先生の予定、年間計画、指導計画、単元計画、授業案、ちょっとしたメモ、To Doリストなど基本的にはその一つにまとめます。(個人情報の絡むものは注意が必要です。)

iPadであれば、数年分蓄積させることも可能ですし、教科書をデータ化したり写真で撮ったりして持ち歩くこともできます。

個人的には大きめのルーズリーフホルダーを愛用しています。

プリントにルーズリーフと同じ穴を開けることのできるタイプのパンチと併用すればプリント類も挟めますし、ページを増やしていけるため重宝しています。

徐々にiPadに移行していきたい何と考えてもいます。(実費ですが・・)

  • 付箋*

ちょっとしたことをメモしたり、ちょっとした連絡や電話の取り継ぎ内容を他の先生の机に貼っておく際に使います。

自分用のちょっとしたメモは、パソコン内でstickynotesなんかで取ることもあります。

  • 基本的な文房具*

ペンや消しゴム、カッターやハサミ、定規、ホッチキス、クリップ、セロテープ、のりなど、当然必要な場面は出てきます。

職員室と教室両方に準備できると、欲しい時に取りに行かないといけなくなることが減り便利です。

  • ブックスタンド

教室の棚、職員室の棚などちょっとした整理のときに役立ちます。

  • ファイル類

ICT化、デジタル化が進んできているとはいえ、まだまだ職員室は紙の資料で溢れています。

クリアファイルやポケットファイルなど紙の整理をするためのものはマストです。

  • セロテープ台

セロテープを使用するときに片手でスッと切れるというのは意外と重要です。

ちょっとのことですがストレスフリー。

こちらも職員室と教室両方に欲しいところです。

  • ファイルスタンド

紙の資料を整理したファイルを整理するファイルスタンドもあると身の回りが整います。

机の中や棚の中、教科書の整理などにも便利なので、なんだかんだでたくさん持っているアイテムです。

  • コップ

職員室でお茶やコーヒーを飲むのに必要です。

張り詰め続けることは不可能なので、ほっと一息つくためにマストです。

これめっちゃ可愛いし、機能もよさそうです。

  • カッターマット*
    ビニールテープ*

カッターマットにビールテープを貼り、番号を書いて切ることで、ロッカーや靴箱などに貼る番号シールを作ります。

  • マグネットシート

名前の表をマグネットシートに印刷して切り分けることで、マグネットの名札を作られる先生も多いです。

始業後(子どもが来始めたら)必要なもの

  • 赤ペン*

主に丸つけに使います。使わない日はないですね。

基本的には備品で使えるはずです。

  • 青ペン*

テストなどのお直しの丸つけに使います。

  • かご

宿題や提出書類の回収、教師が教室を移動する際などに便利です。

いろいろな大きさがあると便利ですが、まずはノートを開いた状態で集められるもの(B4以上)が望ましいです。

百均で購入することが多いのですが、3月4月にはみんなが購入するのか、私は品薄で買えなかった経験がありますので注意が必要です。

初めのうちはテスト等が送られてくる際の段ボールでも代用できます。

  • スタンプ、スタンプ台

宿題、提出物のチェックの際に使います。

1cm四方の小さなものと、「すばらしい」「Good」といったメッセージ付きの少し大きめのものを1組ずつ持っておくと使いやすいです。

スタンプ台は、朱肉と黒がセットになっているものが使いやすくておすすめです。

  • ツインクリップ

両側が挟むところになっている洗濯バサミみたいなクリップです。

作品掲示が楽になります。

  • 絵の具

図工の見本を作る際に必要です。

  • 画鋲*

図工作品や掲示物の掲示に必要です。

  • 画鋲抜き

掲示したものを外すときにあると便利です。

強く刺さってしまっている画鋲を無理に手で抜くと爪を怪我することもあります。

いくつかあると子どもたちと一緒に作業ができます。

  • 習字セット

習字の授業が担任の場合は必要になります。

忘れ物をした子への貸し出し用にもなります。

授業をする場合は、水書黒板に使うための水専用の筆も必要になります。

帽子

外での作業や体育、プールの授業に必須です。

春や秋でも日差しが強いとかなり体力を持っていかれてしまいます。

  • 貸し出し用鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、下敷き

忘れ物のない1週間はあり得ません。

  • ガムテープ、養生テープ、ビニールテープ、セロテープ*

テープ類はことあるごとに必要になります。

  • 日焼け止め

体育、特に夏場のプールは対策なしだと真っ黒になってしまいます。

シミや老化、ひいては皮膚の病気にもつながるので男性でも塗っておくことを推奨します。

プールに入ることや汗をたくさんかくことを考えると、下記のような耐水性のあるものがおすすめです。

塗り直しにはスプレータイプが便利です。

  • 磁石

磁石は磁力の強力なものが望ましいです。

授業での掲示物の提示や見本の提示などほとんど毎日使用します。

  • 磁石シート*

シールとして貼ることのできる磁石です。

こちらも掲示物、主に授業で使うものやラミネートした教室掲示なんかに使います。

最初から小さく切れているものが便利です。

  • カラーペン*

掲示物の作成や、掲示物への書き込みに使います。

子どもたちが委員会活動などでポスター作りなんかに使ったりもします。

油性のマッキーなんかが有名ですが、裏写りするので、水性のプロッキーもあると便利です。

  • シール

いわゆるご褒美シールです。

低・中学年にはなんらかのご褒美に使えます。

高学年になるとシールへ感じる魅力も下がっていきますが、「自主学習を○ページやったら1枚」といった形で、「積み上げの見える化」に使用することが多いです。

番外編

  • iPad

個人的に最もおすすめしたいのがiPadです。

もちろん自腹になってしまいますし、地域によっては私物の端末は良くないとなっている地域もありますが、圧倒的なメリットがあります。

①全ての情報(成績以外)が1台で完結する

②調べ物をしたい時、パソコンより手軽で携帯より自然

③荷物が軽くなる

大きくはこの辺りですが、他にもたくさんのメリットがあります。

少しでも新任当初の出費を減らすために

やはりこうして見ていくと、先生というのはかなり物入りです。

しかも経費で出にくいものが多く、新卒の4月当初には私自身もかなりの出費に苦しんだ記憶があります。

そこで、少しでも出費を減らすために、今私が思う方法を紹介します。

それは「先輩からお古をもらう」ということです。

少しハードルが高いように思えますが教師を続けているとものがどんどん増えていきます。

先輩にとっても必要ないものを減らす機会になって一石二鳥ではないでしょうか。

「どんなものが必要か見たい」といって教室を見せてもらい「もう使わない物があればお古でいただけませんか」とお願いしてみましょう。

また、事務員さんに使っていいものを聞くのも大切なポイントです。

一気に買うのではなく、しっかり必要なものを見極めつつ買うようにしましょう。

小学校教員が新任で必要になったもの一覧まとめ

勤務初日から必要なもの(*は備品である可能性あり)

・スーツ
・通常勤務用の服
・上履き、外履き
・はんこ
・通勤カバン
・最低限の筆記具

学期前(子どもが来る前)に必要なもの

・仕事に関連する内容をひとまとめに集約できるもの
・付箋*
・基本的な文房具*
・ブックスタンド
・ファイル類
・セロテープ台
・ファイルスタンド
・コップ
・カッターマット*
・ビニールテープ*
・マグネットシート

始業後(子どもが来始めたら)必要なもの

・赤ペン*
・青ペン*
・かご
・スタンプ
・スタンプ台
・ツインクリップ
・絵の具
・画鋲*
・画鋲抜き
・習字セット
・帽子
・貸し出し用鉛筆
・貸し出し用赤鉛筆
・貸し出し用消しゴム
・貸し出し用下敷き
・ガムテープ*
・養生テープ*
・ビニールテープ*
・セロテープ*
・日焼け止め
・磁石
・磁石シート*
・カラーペン*
・シール

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