この記事を読むと
小学校の先生が1学期の初日にすること・1年のスタートにすること
がわかります。
春休みが明けて1学期初日。始業式。
進級した子どもたちは、新たな1年のスタートにワクワクしていたり、不安がっていたり、張り切っていたり、様々な心持ちで登校してくることでしょう。
少しずつエンジンを温めてあげないといけませんし、しっかりモチベーションを高めてあげたいところです。
黄金の3日間なんて言われるように学級経営の視点からもとても大切な1日になります。
学年や実態に応じて、「一番良いスタートを切らせてあげるためには」を毎年考えなければいけません。
ただ、基本的な流れは毎年同じようになります。
漏れがないよう、また少しでも重要なことに時間を割けるよう、基本の流れについてまとめていきましょう。
始業式
投稿してからの動きは学校によって様々ですが、まずは始業式から始まります。
ここでドキドキの担任発表もある場合が多いでしょう。
自分の受け持つ学年の様子や態度、リアクションを見ておくと、どんな集団なのか雰囲気も見えてくるかもしれません。
学年開き
始業式が終われば新学年で集まる機会を作りましょう。
ここでクラス分けを発表する場合もありますが、その場合は学年としてのお話が終わった後に分けていくのがおすすめです。
先に分けると少し浮ついてしまうことがあります。
学年として目指していく姿についてや、子どもたちのモチベーションを上げてあげられるようなお話、1年間の見通しが持てるようなお話を学年の先生それぞれで分担して話したいところです。
学年団全員で子どもたちと向き合っていく姿勢を示しておきましょう。
クラス分け
クラス分けについては前述の通り、始業式後の学年会で発表するパターンや、あらかじめ担任名以外を掲示しておき、登校してきた子どもたちが自分で確認するパターンなんかがあります。
クラス分けの際は、周りに対してネガティブを発してしまう子どもが出ないように注意したいところです。
万が一初日から傷付く子が出てしまうとかわいそうな思いをさせてしまいますからね。
学級開き
始業式・担任発表・学年会・クラス分けが終われば教室に入って学級開きです。
先生の自己紹介や子どもたちの自己紹介(高学年の場合はひと工夫したいところです)、
目指すクラス像や、クラスでのルールについてといったクラスへのお話をします。
学年や子どもたちによって様々な内容が考えられますが、自分が毎年必ず言うのは
「人の体も心も傷つける行動は許さない」
という内容です。
配布物配布
初日は配布するべきプリント類がたくさんあります。
提出期限の近いものも多々ありますので、配布忘れのないように準備しておきましょう。
学年便りについては子どもたちと一緒に読み合わせたいところです。
教科書・ノート類・ドリル類も配布して、家で保護者と一緒に確認・記名をしてもらう必要があります。
学校置きと決めているものでも、1度は持って帰るようにしましょう。
保護者にも協力してもらうことはとても大切ですし、落丁や配布漏れも確認してもらうべきでしょう。
全ての教科書を持って帰るとあまりに重たいですので、急ぎでないものは後日配布でもいいでしょう。
連絡帳
次の日の連絡帳も忘れずに書いておきましょう。
連絡帳がICT化している場合は、家でも見れるように指導・確認を行います。
連絡帳の場合もICTの場合も使い方のルールをきちんと伝えておくことが大切です。
アイスブレイク
初日は短縮時程の場合がほとんどなので、ここまででもかなりバタバタかと思いますが、
もし時間が余れば、アイスブレイクということで少しお楽しみゲームをすることもおすすめです。
ゲームはただ楽しいだけではなく、意図を持って選ぶようにしたいところです。
私がよく行ったのは「並び替えゲーム」。
おしゃべりは禁止された状態でお題通りに並び替えをするゲームです。
誕生日や名前の順番、高学年なら背の順も作れるでしょう。
似たようなもので「グループ分けゲーム」もあります。
こちらもおしゃべりは禁止で、お題通りのグループに分かれます。
「好きな動物」「好きな食べ物」などお題は無限にあります。
どちらも必死にジェスチャーでコミニュケーションを図る姿や、困っている友達を助ける姿が見られ、
答え合わせの時にはとても盛り上がります。
終わりに
繰り返しになりますが、始業式は学年・学級経営の意味でとても重要な日になります。
にもかかわらず配布物が大量にあり、バタバタする日でもあります。
きちんと段取りを組んで、素晴らしいスタートにしてあげてくださいね。
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