この記事を読むと
小学校の先生が個人懇談で話す内容
がわかります。
学期末が近づくと待っている、大きな仕事の一つに個人懇談がありますね。
お話が苦手な先生や保護者とのやりとりに慣れていない先生方にはとても大変なお仕事です。
何を言われるのかドキドキですし、そもそも10分×30人とかしゃべり続けるって、かなりの負担ですよね。
今回はそんな個人懇談の負担を少しでも軽くできるように、
「個人懇談で話すと良い内容」を7つまとめます。
なお※については、子どもや家庭、クラスの実情によって使い分けを考える必要がある内容になります。
学習の様子
まず外せないのが「学習の様子」です。
成績表をもとに、その学期中の学習の様子を話します。
私は、まず少し時間をとって成績表に目を通してもらい、「どこか気になるところはありますか?」「いかがですか?」と質問をして話を始めます。
得意なところ、苦手なところ、学習への取り組み方、態度面など、事実はしっかりと伝えます。
生活の様子
「学習の様子」と並んで大切なのが「生活の様子」です。
学習面以外の全般になります。
保護者さんが学習面以上に気にしている部分と言ってもいいでしょう。
友達関係、休み時間の様子、クラスでの様子といった部分を話します。
こちらの記事で詳しく書いていますが、伝えたい内容をメモしたものを用意しておきましょう。
学校の様子で気になることはあるか※
「学校の様子で気になることはあるか」と聞くと、その保護者さんがどのような思いで子どもを学校に送り出しているのかが見えやすいです。
話の流れで、クラスや学年の様子を話すこともあります。
ただし、その時の状況によってはクレームにつながってしまう話題にもなります。
個人に対する苦情、先生への苦情、クラスへの苦情・・・使い方には注意が必要です。
とはいえ、苦情を言うつもりできている方を止めることはどちらにせよできませんが・・・
家での様子はどうか
個人的に結構大切な話題かと思っています。
学校での気になる様子が、家での何かを要因としている場合もあります。
子供との時間をしっかり取っている家庭なら色々な話が広がるでしょうし、逆に「あんまり話さないんです」となれば、時間が取れていないのか、子どもの発達段階なのか、という風に情報を得ることができます。
教室では見えてこない友達関係なんかも見えるかもしれません。
宿題にすごく時間がかかっている、など意外なつまづきも見つかるかもしれません。
宿題の丸つけ依頼
最近は長期休みの宿題については保護者の方に丸つけをお願いすることが多いです。
もちろん文章や細かい漢字なんかは教師が見る必要がありますが。
単純に丸つけができるものはお願いしましょう。
取り組んですぐに間違い直しをした方が学習効率もいいですし、30人前後の大量の宿題を担任が1人で見るのはかなり筋が悪いでしょう。
家で学校の話をしているか
子どもたちは学校と家とでは別の顔を持っていますよね。
学校ではあまり感情や言葉に出さない子が「学校めっちゃ楽しい」と言っているかもしれません。
楽しそうにしている子が「先生に慣れなくて・・」「友達関係が・・」と思っているかもしれません。
先生や友達には出せないけど、お家の人には話している困り感に気づかせてもらえる話題です。
また、お家での会話の様子も伺えます。
家が吐き出せる場か、そうでないかも子どもにとっては大きなことです。
その他(学年、学級の実態に合わせて)
6年生の2学期であれば、卒業証書に入れる名前の最終確認や受験を考えているかを聞く場合がありますね。
高学年に近づくにつれ、スマホやSNSのことも話題に挙げることが多くなります。
クラスの雰囲気の話や頑張っていること、取り組んでいること、心配していることなど実態に合わせてお話しすることも大切です。
終わりに
今回紹介した7つは私が実際に懇談で話している内容になります。
他にも話題になることはあるかと思いますが、ひとまずこの7つで大丈夫かと思います。
テンプレ的にできるものは毎回考えると大変ですので、機械的に用意できるように準備をしておきましょう。
私が懇談で毎回準備しているものについてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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