この記事を読むと
小学校の先生が個人懇談のために準備しておくもの
がわかります。
学期末が近づくと待っている、大きな仕事の一つに個人懇談がありますね。
お話が苦手な先生や保護者とのやりとりに慣れていない先生方にはとても大変なお仕事です。
何を言われるのかドキドキですし、そもそも10分×30人とかしゃべり続けるって、かなりの負担ですよね。
今回はそんな個人懇談の負担を少しでも軽くできるように、
「個人懇談へ向けて用意しておくといいもの」を7つご紹介します。
時程表
「何日の何時に誰」のスケジュール表です。
手元と廊下への掲示用に2枚用意しておきましょう。
手元の分には、時間や兄弟関係の時間まで書いてある詳細な物を準備します。
廊下(ドアの辺りに貼る分)については日にちとお名前だけにしておいて、今教室に入っている人の所に矢印か磁石かで印をしておきます。
そうすれば、保護者さんには「あと何人だ」と伝えることができます。
また、「次の方がいるんだな」と思ってもらうこともできます。
自分の次の方の時間まで空いていることがわかると、「たくさんお話ししたい」となる保護者さんもいらっしゃるます。
一人一人の時間が大きく違うと不公平感につながってしまいます。
通知表
お話のメインは、通知表をもとにした学期中の学習の様子についてになります。
忘れようがないとは思いますが、必須のものですね。
懇談順に並べ替えておきましょう。
また、学校によってそのままお渡しする場合と一旦回収して後日児童に渡す場合がありますので注意が必要です。
テストや評価の点数一覧(成績の説明がつくもの)
成績について、「なぜその評価がついたのか」をきちんと説明できる根拠になるものは用意しておきましょう。
「こういった基準に対して、こうだったのでこういう成績です。」
ときちんと説明できないと、信用に関わってしまいます。
特に「主体」「技能教科(テスト以外の教科)」は気をつけておきましょう。
最近は「業務支援ソフト」で点数一覧は簡単に出せますね。
個別の様子メモ
学習面以外でお伝えしたいことのメモです。
プラスのこともマイナスのことも書いておきましょう。
プラスの内容は後々、指導要録の総合所見を書く際にも役立ちますのでエクセルで表を作っておき、ことあるごとに書き足していくのがおすすめです。
長期休み中の宿題の答え
最近は長期休みの宿題については保護者の方に丸つけをお願いすることが多いです。
もちろん文章や細かい漢字なんかは教師が見る必要がありますが。
単純に丸つけができるものはお願いしましょう。
取り組んですぐに間違い直しをした方が学習効率もいいですし、30人前後の大量の宿題を担任が1人で見るのはかなり筋が悪いでしょう。
メモ
お話を聞いていると、その場で答えられない内容や後日指導や聞き取りといった対応が必要な内容も出てくるでしょう。
しっかりとメモをとっておきましょう。
学年だより長期休み号
こちらも手元用と廊下掲示用で2枚用意しておきましょう。
宿題の内容や次学期の予定(給食開始など)について質問があるかもしれません。
廊下にも1枚貼っておくと、待ち時間に目を通してもらえます。
終わりに
この他にも、学年に応じて必要なものもあるかもしれません。
6年生の2学期なんかは卒業証書の名前の確認用の手紙なんかが必要ですね。
ただ、今回紹介した7つはどの学年でもどの学期でもほぼ間違いなく必要になるものです。
テンプレ的にできるものは毎回考えると大変ですので、機械的に用意できるように準備をしておきましょう。
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