この記事では「校外学習(遠足、社会見学)の前日」に確認するべきポイントをチェックリストとしてまとめています。
私が校外学習の前日に、抜けがないように書き留めておいたメモをもとにまとめたものになります。
校外学習の前日に抜けがないように参考になさってください。
今回は「校外学習の前日」にスポットを当てます。
「校外学習の下見」「校外学習の準備」については別記事でまとめています。
「準備」についてはこちら
「下見」についてはこちら
「宿泊」に関しては別記事でまとめる予定です
役割分担確認
引率の先生たちの役割をしっかり確認しておきましょう。
・列で歩くときは、どのあたりを歩いてもらうのか
・横断歩道は誰が立つのか
・ペースに遅れる子、怪我をした子に誰がつくのか
・必要書類やお金は誰が持つのか
・初めと終わりの話は誰がするのか
など、確認しておきましょう。
教員用のお弁当の確認
自分のお弁当のことも確認しておきましょう。
学校によっては、近くのお弁当屋さんに教員分をまとめて注文する文化のあるところもあります。
その場合は少し早めに手配しておきましょう。
持ち物
遠足に持っていく持ち物も確認しておきましょう。
基本的には下記のものがあればOKです。
・弁当
・水筒
・レジャーシート
・筆記用具
・ハンカチ
・ティッシュ
・雨具
・予備のお箸
・消毒液
・救急セット
・エチケット袋
・お金
・チケット等
・必要書類
・名札
前日確認
これは施設によりますが、利用する施設によっては予定通り校外学習を行うかどうかの連絡が必要な場合があります。
参加人数に変わりがないかを前日に教えてほしいと言う施設もあります。
昨今は特に増えて来ているように感じます。
付き添い挨拶
こちらは前日以前に、付き添いの先生が決まった時点で行いましょう。
「遠足よろしくお願いします。」の一言があるだけで、ついていく側も気持ちが全然違いますよね。
引率者打ち合わせ
こちらも前日以前に行いましょう。
個別に声をかけても、サッと集まっても構いません。
事前に栞をお渡しし、具体的な1日の流れやしてほしい役割などをお伝えします。
流れの最終確認
1日の流れを担任で最終確認しておきましょう。
主担当の先生が何か不測の事態で来れなかった場合も、問題なく実施できるように、全員が流れを理解しておきましょう。
専科の授業調整
こちらも前日以前に行っておくべきものです。
特に、時短等で限られた時間しか勤務されていない先生は要確認です。
早めにしっかり調整してもらいましょう。
ライングループ
最近は引率者でライングループを作った方が便利な場合もあります。
特に長時間にわたる宿泊学習や、教員同士が離れてしまうためやり取りがしにくいバス等を利用する場合などは有効です。
道順最終確認
こちらは下見の時に済ましているはずですが、私は必ず確認するようにしています。
当日は地図を見ながら歩くこともできませんので、最終確認をします。
Googleマップなんかでもいいですね。
また、学校のルールや文化として、基本的に子どもが通らないことになっている道があったり、「最寄駅に行く場合はこの道」と決まっている場合があったりするので要確認です。
欠席・遅刻・登校しぶり・怪我児童対応確認
欠席・遅刻・登校しぶり・怪我児童への対応は、関係の教員や管理職としっかり確認しておかなければ、当日慌てることになります。
欠席については、何時までに連絡をしてほしいという旨を事前に保護者に伝えておきます。
また、万が一欠席連絡なく来ていない児童がいる場合、すぐに連絡を入れましょう。
繋がらない場合は管理職に対応をお願いしましょう。
遅刻についても、欠席と同様です。
早めに連絡をとりましょう。
直接、どこかに来てもらい合流するパターンや、現地で合流するパターンも考えられます。
あくまで、親が送ってきてくれる場合になりますが・・。
親が送迎できず、登校はすると言う場合は学校で自習になります。
突然そういったことになった場合は学校で対応してもらえる場合が多いです。
管理職にお願いをして出発しましょう。
登校しぶりや不登校傾向のある児童がいる場合は、事前の準備が必要です。
しっかりと親とコンタクトを取り、当日について話し合っておきましょう。
本人の意思確認も大切です。
対応としては、
・欠席
・親が送れる場合はどこかで合流
・学校で自習
が考えられます。
この場合、自習課題の準備とついてもらう教員の調整は事前に行っておきましょう。
児童への事前指導
児童への事前指導は必須です。
当日に上手く児童を動かせない大きな原因は事前指導の不足にあります。
「なぜきちんと行動できないのか」と出先で指導される先生もよくいらっしゃいますが、
事前指導の不足をアピールしているように見えるものもよくみます。(もちろん、しっかり事前指導を行っても上手くいかないこともありますが)
子どもたちにも気持のいい1日にしてあげたいですしね。
具体的には、
・めあて
・挨拶
・歩き方
・公共の施設、乗り物でのマナーやルール
・クラスとして集団行動時のルール(集合、人数確認、聞く体勢等)
あたりは、最低限指導しておきたいところです。
終わりに
昨今は活動の制限が解除され、できる限りのことをさせてあげられる環境になってきています。
学習として有益なものにするためにも、子どもたちの大切な思い出を作るためにも、しっかりと準備をしてあげたいですね。
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